あって当たり前のもの

幼稚園児の答えに見られた「そんなことわからないの2」という逆襲。


尋ねた私は、つぎの言葉が出ず、「ウーン」と低くつぶやいただけ。


思えば、二十数年前から今日まで、幼児に大もての「リカちゃん電話」とともに育っている子供とあっては、このような答えが返ってくるのは当然か。


小学生の「なんのために、そういうこと聞くの?」も同じこと。


これらの逆襲は、電話が「あって当たり前」の空気的な存在になっていることの象徴といえるでしょう。


それにしても、筆者だけでなく、世の大人たちにとっては、これらの答えは自分たちの子供時代と比較して、隔世の感を覚えるのではないでしょうか。

四柱推命の一つの大きな特徴

四柱推命の一つの大きな特徴は、「年月日時の十干十二支」を使って占った点です。

今日では四柱推命や紫微斗数があるので、当たり前のことですが、四柱推命よりも前の占いでは誰も思いつかなかったのです。

誕生日の十干十二支を用いて占うことを最初に提案したのは、唐(618-907年)の李虚中でした。

しかし、『李虚中命書』での占い方は四柱推命と違い、生まれ年を中心とするものでした。

今日の四柱推命のように、生まれた日を中心とする占いを確立したのは、宋の徐子平です。

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外国にもいろいろ

ヒマワリに日本と同じような名がつけられている例は、外国にもいろいろあります。


英語では〈サンフラワー〉で、これは花の形が太陽に似ているからでしょう。


フランス語では〈トゥルヌソル〉といい、トゥルヌは回る、ソルは太陽で、これなどヒマワリとまったく同じです。


さらに、イタリア語やロシア語でも「太陽について回る花」という意味の名がつけられているそうです。


結局、花の形が太陽に似ていて、しかも多く南向きに咲いているところから、いつかヒマワリの花は太陽とともに回ると信じられるようになったのでしょう。


ヒマワリの原産地はメキシコで、丈夫で、どこでもよく育ち、直径20センチもの花を咲かせます。

ヒマワリ


ヒマワリは漢字で〈向日葵〉と書きます。


そして、その花は太陽の運行につれて、お日様の方向に向かって回るといわれ、そのためヒマワリという名もついたのですが、これは事実に反し、植物学者も否定しています。


確かにヒマワリの花を観察すると、まだ花の咲かないつぼみのうちは、太陽の動きにつれて、いくらかはその方向に回って動きますが、これは他の植物の花にもそれほど珍しくない向日性という現象で、決してヒマワリだけに限られたものではありません。


そして、さらに生長して開花すると、ヒマワリの花の多くは南向きに咲いているだけで、太陽とともに回るようなことはありません。


それなのに、太陽に向かって回るといわれるようになったのは、中国の古書『秘伝花鏡』という本に「太陽に従って回転す」とあるのがそのまま伝えられたものらしく、貝原益軒の『大和本草』にも「日につきて回るを賞す」などと出ています。


そもそも最初の観察がまちがっていたようです。

雷が多い年はお米が豊作なのはなぜ?


昔から、農家の人たちは経験的に、雷の多い年は豊作になるということを知っていました。


そして古代の日本人は、稲が実をはらむので女性と考え、そこヘイナビカリが通ってくるものと思い、稲夫(稲妻は元来誤り)という名をつけました。


雷の多い年は豊作というのは、稲を作るのに必要な窒素肥料を、雷の放電が自然に作ってくれるからで、科学的にも誤りではありません。


放電によって、大気中の窒素と酸素が結合して酸化窒素になり、さらに酸素にふれて二酸化窒素になり、これが雨に溶けて硝酸と亜硝酸になって降ってきて、窒素肥料になるという順序です。


つまり、雷が鳴る度に、化学肥料が作られているわけです。

かの有名な

警察と言えば・・・?


小学生低学年10名のうち、2人が「110番」と答えていました。


いずれも女の子。


「110番?」と聞き返すと、「おそろしいおじさんと会ったとき、かけるものよ」との答え。


幼い子をもつ親をひやりとさせた平成元年の幼女誘拐殺害事件にたいする親からの注意が、こういった回答になってきたのか。


電話は「世相の鏡だ」とつくづく思った。


ところで、女子中学生も10名のうち2人が「110番、警察」と答えていました。


「110番?」と聞き返すと「痴漢が多いからよ」という返事。


そういえば、サイクリングをしていると、ちょっと寂しいところには「痴漢に注意、110番へ」という立札がいたるところに見られます。


意味内容は異なるが、女の子にとっては、小学生も中学生も、尋ねた2割が「110番」という電話イメージ。


なんとも情けないことです。


このイメージだけはなくなることを祈るばかり。

森の中はなぜ昼も夜も快適?


強い太陽にジリジリ照りつけられる昼間でも、大きな森林の中へ入ると、ひんやりとして快適です。


しかも、夜になってグッと冷えこみ、からだがガタガタふるえるような時でも、森の中はそれほど冷えこまず、楽に一夜を過ごすことができます。


なぜでしょう。


昼間涼しいのは、木の葉が強い光線をさえぎっているからで、これは説明は不要でしょう。


問題は、急に冷えこんだ時など、なぜ森の中は暖かいかです。


これは、たくさんの木が温水暖房の役目をしているからです。


植物の約八割は水分ですから、森は大きな水のタンクのようなものです。


夜になって冷えてくると、温められた森の水分からゆっくり放熱されるので、大きな森の中は暖かいのです。

松の新芽

松の新芽が水の上で動くのはなぜ?


赤松や黒松の新芽を水に浮かべると、少し前へ動いては止まり、また動いては止まり、ほんのわずかずつですが前進します。


なぜでしょう。


あれは、松の葉の中にテレピンが含まれているからです。


松の葉の切り口から放出されたテレピンは次第に球形になり、ある大きさに達すると、それが破れて、水の表面に広がります。


その時、テレピンの表面張力は水より少ないため、葉は前へ引かれて進むわけです。


ただ、テレピンの放出はわずかですから、それが玉になって破れるには、三、四秒の時間がかかるので、少し動いては止まり、しばらくしてまた動くのです。

オジギソウ

オジギソウの葉に軽くさわると、さわられた小さな葉だけが眠り、強くさわると、小さな葉の連なっている大きな葉全体がおじぎをするようにたれ下がります。


しばらくすればもとに戻りますが、これはなぜでしょう。


オジギソウの葉はさわった場合だけでなく、温度や電流などの刺激でもすぐ眠ります。


学問的にはよくはわからないのだそうですが、おおよそ次のような仕組みになっています。


オジギソウの小さな葉や大きな葉の柄のつけ根の下側には、葉の枕と呼ばれる関節があって、普段は水分を含んでふくれています。


ところが、葉に刺激を受けると、葉の枕の水分が急に少なくなってしおれるため、葉は眠ったように下にたれ下がってしまうのです。

イチジク

イチジクには花は咲かないのか。


イチジクは漢字で〈無花果〉と書き、普通の果物のように花が咲かないのに、なぜ実がなるのでしょう。


イチジクの原産地は小アジアとも、アラビア南部ともいわれますが、日本へは、唐の時代に中国へ渡ったものが、今から約三百七十年ほど前に長崎へ渡来したのが最初で、明治以後に、新しい洋種も輸入されています。


さて、イチジクの花ですが、普通青い実だと思っているのが本当は花で、昔はそのことがわからず〈無花果〉という名がついたもので、立派に花が咲きます。


ただおもしろいことに、花に雌雄の別があり、一つの花托の中に両方がつくとも、雌雄異株で日本にあるのは雌株だけとも、いろいろ説があります。

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